まずは3社の従業員を乗せて走り、検証を終えてから一般ユーザーに開放する。その時点ではセーフティドライバーを置くレベル2ではなく、完全無人運転のレベル4で提供するとマワカナ氏は説明した。
車両は少数から始め、2027年中に100台規模まで増やす。正式な開始時期は、国や東京都、警察の許認可が下り次第決める。川鍋氏は「国土交通省、警察庁、東京都、走行する区の皆様の許可とご賛同が必要。我々が勝手にやるぞと言っても、これで決まったわけではない」と話した。金子恭之国土交通大臣が自動運転に前向きだとも紹介した。
料金は今のタクシーと変わらない
アメリカではWaymoが自分で車両を持ち、自分で配車している。15都市で週50万回以上の乗車を提供し、運転席が無人の状態で走った距離は2億マイル(約3.2億キロメートル)に達した。地球を約8000周した計算になる。人身事故は人間の運転より94%少ないとしている。
東京では、車を動かして整備するのは日本交通、乗客を集めるアプリはGO、自動運転の技術はWaymoが持つ。マワカナ氏は、日本交通とGOの幹部がアメリカの営業拠点を視察し、車両管理の手法を共有してきたと説明した。
アメリカではWaymoのアプリだけで営業している。東京ではGOアプリとWaymoアプリの両方から配車を受け付ける。マワカナ氏は、東京に住む人は日常でGOに親しんでいるので、それを生かすのがパートナーシップの要点だと説明した。Waymoのアプリは、東京を訪れる海外の利用者に向けた入り口になるという。
若林氏は料金について「日本で行われているタクシーの認可に基づく料金制度と同様の考え方で進める」と述べた。無人だからといって別の料金体系にはならず、料金で差をつける余地もない。料金が同じなら、残る問題は車と人にいくらかかるかだ。運転手の給料は要らなくなるが、車両と機材の代金、それに車を見守る人の人件費が残る。


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