またまた直談判で思いを伝えた又吉社長。「とにかく一度石垣に行ってみますね」との返事を受けて、とにかく石垣を好きになってもらおうといろいろと段取りを組んだ。美味しい料理や楽しい観光地。あれこれプランを考えて、石垣空港で出迎えた。
同社の筒井憲一会長にあいさつしていた矢先、こう言われた。「もう、石垣でお仕事することは決めてきました」。空港から一歩も出ていない中の商談成立だった。
「まだ電話で2回しか話していないし、実際にお会いして10分ぐらいだったんですけど、本当に驚きました」と又吉氏の人情が点と点をどんどんつないでいった。
無理難題続きの日々
難題はまだまだ続く。
石垣空港に就航を予定する航空会社は、同空港内に事務所を設置しなければ業務が行えない。さっそく実現に動こうとした又吉氏。そこで収拾のつかない事態に直面してしまう。
石垣空港「空港内事務所の設置にはケイトマン社と航空会社の契約が必要」。
航空会社「ケイトマン社と契約するには沖縄県からの営業許可が必要」。
沖縄県「航空会社に営業許可を出すには空港内事務所の設置が必要」。
いわゆる「卵が先か、鶏が先か」問題に陥ってしまった。「この時はさすがに参りました」(又吉氏)。
最終的には航空会社から正式な契約書ではなく「契約の意思を確認した」というレターを出してもらうことで空港側を説得し“どん詰まり状態”からの打開策を提示。絡み合った問題を一つずつ地道に根気強くほどいていった。


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