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「5年も国際線が消えていた」石垣島に起きた"大異変"…業界未経験の29歳が2億円借りて生み出した「130億円」の経済効果

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石垣空港を離陸する航空機を見送るグランドハンドリングスタッフ
石垣空港を離陸する航空機を見送るグランドハンドリングスタッフ(画像:ケイトマン・ザ・スカイ提供)
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「『多分あの人が偉い人かも』という人に名刺を渡して、石垣島がどこにあるのかの説明から始めました」

その行動が、思わぬ展開につながる。名刺配りから1週間後に、又吉氏の電話が鳴った。

「明後日、韓国の本社まで来れますか?」

韓国の航空会社、ジンエアーからだった。又吉氏はすぐさま韓国へ。当時は石垣島からの直行便はもちろん無かったため、一度那覇空港に飛び、そこで韓国便に乗り継ぎ韓国へ飛び、そこで経営陣との商談に臨んだ。

実はこの無茶とも思える日程設定には、又吉氏いわく「本当にやる気があるのかを確かめる意味もあったみたいですね」。その期待に見事に応えてみせた又吉氏は、経営陣の信頼を獲得。その翌日にはジンエアーのメンバーが石垣島を訪問するというスピーディーな展開に。

又吉氏は島のあちこちを案内しながら、国際線復活への思いを伝えた。

石垣島・川平湾(写真:写真AC)

その後、ジンエアーの石垣就航が正式に決定。石垣市との協定締結後に開かれた会食の席では、ジンエアーの朴炳律(パク・ビョンリュル)社長が、末席にいた又吉氏を見ながら口を開いた。

「端っこに座っているあの若者が、韓国まで単身で乗り込んできました。我々はその情熱に応えたのです。このことをジンエアーは絶対に忘れません。石垣の皆さんも忘れないでください」

奈良の保安警備事業者も加勢

グランドハンドリング事業以外にも、必要な業務があった。手荷物検査などを行う保安警備事業だ。

「実務経験1年以上っていう条件があったんですよ」

もちろんそのような経験は「ケイトマン・ザ・スカイ」にはなく、ノウハウを持つ社員もいない。知人の知人の知人を伝って、奈良県で同業務を行う「セーフティディフェンスジャパン株式会社」とつながることができた。

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