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ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

なぜ今、油そばではなく「油うどん」なのか…東京を代表するラーメン店主が阿佐ケ谷で始動「異色のうどん店」が凄すぎた

11分で読める
「せたが屋」前島司さん
うどんとラーメンの要素を掛け合わせた「油うどん」の実力とは?(写真:筆者撮影)
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン
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オープン直後から、店にはラーメン関係者だけでなく、うどん店の店主たちも訪れている。「どんな店を作ったんだろう」と、同業者が見に来ているのだ。その事実自体が、今回の挑戦への関心の高さを物語っている。

そして、前島さん自身もこの店を一店舗の成功だけで終わらせるつもりはない。

「これがうまくいったら、バリエーションを出していく。お店ももちろん増やしていきたい」

(写真:筆者撮影)

これから何が生まれるのか、まだ分からない面白さ

「うどん業界に一石を投じられたら」という思いももちろん大きい。こんさんがこだわった極太麺と、その風味、食感。そこに前島さんがラーメンで培ってきた味の構成力や商品開発、オペレーション、そして「新しいものを作る」という発想を掛け合わせる。

その先に何が生まれるのかは、まだ誰にも分からない。だからこそ面白い。

井上さんと前島さん(写真:井上こんさん提供)
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ラーメンの世界では、長い時間をかけてさまざまなジャンルが生まれ、それぞれの職人が自分の個性を表現してきた。もし前島さんの読み通り、これからうどんの世界でも同じような変化が起きるのだとしたら、「元祖油うどん こん家」は、その最初の一歩になるかもしれない。

「これからうどん界にラーメン界で起きてきたことが起こる」

前島さんのこの言葉が、単なる威勢のいい宣言なのか。それとも、本当にうどん業界の新しい潮流の始まりなのか。その答えは、これからの「こん家」が見せてくれるはずだ。

まずは阿佐ケ谷で、これまで食べたことのなかった「油うどん」を楽しみながら、その行方を見届けたい。

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