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「衰えやすい力」と「衰えにくい力」
年を重ねるにつれて、新しいアプリの使い方を覚えるのに時間がかかる。初めての場所で地図が頭に入りにくい。そんな経験が増えてくると、「やっぱり年齢には勝てないのかな」と少し寂しくなるかもしれません。
しかし、その思い込みには、待ったをかけておきましょう。
バージニア大学のソルトハウスは、20歳から70歳の3000人以上を対象にした大規模な分析をおこない、脳の「衰えやすい力」と「衰えにくい力」のあいだに、はっきりとした違いがあることを示しました。
「衰えやすい力」は研究者が「流動性知能」と呼ぶもので、初めて見る問題を素早く処理したり、瞬時にパターンを読み解いたりする力のことです。いわば、頭の中にある「スポーツカーのエンジン」のようなものです。
この力は統計的に見ると、おおむね20代後半から少しずつ低下していく傾向が確認できます。加齢との相関係数は約マイナス0.40という数値も報告されており、確かな下降傾向があることは否定できません。


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