「勉強時間が減る」より残酷な「脳の整理停止」
「スマホのせいで勉強時間が減るから成績が落ちる」。多くの親御さんはそう考えていますが、最新の研究が示す真実はもっと残酷です。
東北大学の研究によれば、1日1時間以上スマホを使う子供は、その日に3~4時間勉強した効果が脳から消えてしまうというデータが出ています。これは単に時間が奪われたからではありません。スマホによる過剰な視覚刺激によって、脳の司令塔である「前頭前野」が疲れ果て、情報の整理・定着ができなくなるためです。
さらに深刻なのは、近年、若年層で急増している「スマホ認知症」のような症状です。長時間のスマホ利用は前頭前野の機能を低下させ、物忘れやミスを激増させます。せっかくインプットした知識が、疲弊した脳の中で整理されず、長期記憶として保存される前に「逃げていく」のです。
脳へのダメージは学力低下だけに留まりません。精神科医として私が最も危惧しているのは、デジタル依存が招くメンタル疾患の激増です。


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