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キャリア・教育

スマホ1時間で学習効果の数時間分が「消失」 想像より深刻な、わが子の脳で進む"機能不全"の中身

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知性大全 AI時代に不可欠な力
スマホは深刻な「依存症」を引き起こす危険なデバイスです(写真:TWO/PIXTA)

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忙しい子育て世代の親御さんは、つい子供にスマホを預けてしまいがちです。しかし、スマホの利用時間を1時間増やすだけで、その日に数時間分がんばった学習効果が脳から消えてしまうという衝撃的な事実をご存じでしょうか?書籍『知性大全 AI時代に不可欠な力』から、精神科医の樺沢紫苑氏が「便利さの裏に潜む、子供の心と脳の危機」についてご紹介します。

「勉強時間が減る」より残酷な「脳の整理停止」

「スマホのせいで勉強時間が減るから成績が落ちる」。多くの親御さんはそう考えていますが、最新の研究が示す真実はもっと残酷です。

東北大学の研究によれば、1日1時間以上スマホを使う子供は、その日に3~4時間勉強した効果が脳から消えてしまうというデータが出ています。これは単に時間が奪われたからではありません。スマホによる過剰な視覚刺激によって、脳の司令塔である「前頭前野」が疲れ果て、情報の整理・定着ができなくなるためです。

さらに深刻なのは、近年、若年層で急増している「スマホ認知症」のような症状です。長時間のスマホ利用は前頭前野の機能を低下させ、物忘れやミスを激増させます。せっかくインプットした知識が、疲弊した脳の中で整理されず、長期記憶として保存される前に「逃げていく」のです。

脳へのダメージは学力低下だけに留まりません。精神科医として私が最も危惧しているのは、デジタル依存が招くメンタル疾患の激増です。

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