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「スマホを見ながら勉強できる」は大間違い…東大教授が警告「気づかないうちに学力が落ちる」"ながら勉強"の怖い実態

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カフェでスマホを見ながら勉強をする学生
さまざまな研究から、人間は基本的にマルチタスクができないことがわかっています(写真:miyuki ogura/PIXTA)
  • 山内 祐平 東京大学大学院 情報学環 教授
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次にチェックしたいのが、休憩時間です。「テスト勉強を頑張らなければ」などと思うと、休憩を取らずにぶっ続けで勉強してしまうこともあるでしょう。

しかし集中力は、ある瞬間に急に落ちるのではなく、連続作業を続けることで少しずつ下がっていくことがわかっています。短い休憩や作業の区切りを意識的につくることで、集中力の低下を抑える工夫が必要なのです。

集中力については諸説ありますが、研究にもとづいて一般的に適切だと言われるのは、25分勉強して5分休憩する方法です。ただ、国語で長文を読んだり数学で証明問題に取り組んだりするなら、25分や30分では足りないでしょう。その場合は50分勉強して10分休憩するのでも構いません。

30分(25分勉強+5分休憩)と1時間(50分勉強+10分休憩)という二つの単位を、学習内容に合わせて組み合わせながらスケジュールを作るのがおすすめです。

ここで一つ、大切な注意があります。休憩中には、スマホを触らないようにしましょう。スマホを見ると脳に負荷がかかり、休憩したつもりでも頭が休まっていない状態になりやすいからです。

休憩のときは、軽く体を動かしたり窓の外の緑を見たりするなど、あまり頭を使わない過ごし方を選ぶほうが、次の勉強の集中力が戻りやすくなります。

「ながら勉強」を避ける

勉強中については、「ながら勉強」をしないことが非常に重要です。スマホを見ながら勉強している人は多いと思いますが、さまざまな研究から人間は基本的にマルチタスク(複数の作業を同時にこなすこと)ができないことがわかっています。

実はごく少数、同時並行で作業してもパフォーマンスが落ちにくい人もいるのですが、ほとんどの人は二つ以上の作業を同時にやろうとすると理解も記憶も落ちます。

しかも厄介なのは、その低下に本人が気づきにくいことです。スマホを見ながらでも勉強できていると感じてしまうのは、脳の中で細かくスイッチング(切り替え)が起きているからです。

しかし、スイッチングは脳に過剰な負荷をかけることがわかっており、マルチタスクの習慣がある人ほど集中力や認知コントロールが乱れ、理解度や記憶の定着が下がることも示されています。

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