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「スマホを見ながら勉強できる」は大間違い…東大教授が警告「気づかないうちに学力が落ちる」"ながら勉強"の怖い実態

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カフェでスマホを見ながら勉強をする学生
さまざまな研究から、人間は基本的にマルチタスクができないことがわかっています(写真:miyuki ogura/PIXTA)
  • 山内 祐平 東京大学大学院 情報学環 教授
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「ながら勉強」で特に避けるべきなのは、動画の視聴です。テレビやYouTubeを見ながら勉強するのはNGです。オランダの高校生を対象とした実験では、勉強中に連続ドラマを見ていると、見ていない場合に比べて宿題の正確性がはっきり下がることが明らかになっています。

ただし、もちろん例外もあります。ある研究からは、学習内容に関連した動画であれば視聴しても問題が少ないことがわかっています。

そもそも「ながら勉強」がダメなのは、無関係な作業を行き来することで脳に負荷がかかるからです。同じ学習の流れの中で、資料の一つがたまたま動画だったという場合なら、スイッチングの負荷は小さくなり、学習を助ける効果も期待できます。

音楽を聴きながらの勉強はどうか

よく質問されるのが、「音楽を聴きながら勉強してはダメなのか」という点です。これについては多くの研究があり、動画に比べれば影響は小さいことがわかっています。

ただし、音楽の内容によって影響は変わります。歌詞付きの音楽は認知パフォーマンスに影響が出やすいという結果がある一方で、歌詞のない音楽は影響がごく軽微だとされているので、基本は音楽なしで勉強し、どうしても音楽がないと気分が乗らない場合は、歌詞のない音楽を選ぶという方針にするのがお勧めです。

高校生にとって、スマホは生活と切り離せない強力なツールだと思います。ただ、使い方を間違えるとスマホ依存になり、学習に悪影響が出る可能性があります。

スマホ利用がすべて悪だと言いたいわけではありません。問題なのは、「スマホがないと落ち着かない」「スマホをずっと見続けてしまう」といった状態になっていくことです。

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