複数の研究をまとめて統計的に見ると、スマホ依存傾向が高いほど学業成績が低いという傾向がはっきり示されています。
スマホ依存で成績が下がるのは、時間を浪費しやすいからです。SNSやYouTubeに時間を吸い取られれば、学習時間は減ります。学習時間を確保できていたとしても、スマホを見ながら勉強すればマルチタスクとなり、効率が下がるでしょう。夜中までスマホを触っていれば、睡眠不足にもなりやすくなります。
つまり、ここまでにご説明してきたことの多くが、スマホの使い方につながっているのです。スマホそのものは悪ではありませんが、間違った使い方をすれば学習を邪魔する要因になってしまいます。
「時間帯を決める」という現実的な対処法
最近は、勉強するときはスマホではなくPCやChromebookなどの学習用端末を使う学校も増えています。もし学習用端末を持っているなら、勉強中はスマホを引き出しの中など触れない場所にしまい、学習端末だけを使うようにしましょう。
スマホで勉強する場合は、勉強中はSNSを覗かず、チャットやメールをしないようにしましょう。学生を対象とした研究では、SNSで友達と雑談しながら宿題をすると成績が下がることが示されています。
また、通知は切っておきましょう。LINEなどの通知が頻繁に来ると、通知が入った瞬間に学習内容が頭に入りにくくなってしまうこともわかっています。
スマホ依存を避けるためには、SNSやチャット、メールは時間帯を決めてチェックするのがおすすめです。たとえば「食後にチャットの時間を取る」といったルールを作るのもよいでしょう。
どうしても自分では勉強中のスマホ使用をやめられない場合は、保護者と相談してスマホの使用時間に制限をかけてもらうのも一つの方法です。iPhoneでもAndroidでも、保護者が利用時間を管理できる仕組みがありますから、そういった機能の利用も検討してみてください。



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