人生の究極の目標は「幸せ」か
今朝も太陽が昇った。おかげで花冷えも少しやわらいで、植物たちは光合成をする。
でも、太陽にお礼の手紙を書く必要はない。
太陽は、私たちを暖めて花を咲かせるために昇ったわけじゃない。
物理的な法則にしたがって地球は自転し、自分の暮らす街が太陽と向かい合う角度に戻ってくるとき朝になるだけだ。
でも、人間の観点では、宇宙のすべてには理由と目的があるように見える。
川の水は海に向かい、春の雨は花を咲かせるために降るような気がする。
このように、この世のすべてをなんらかの原因と目的、計画と結びつけて考える観点を、哲学では「目的論」という。
自然界のどんなものもただ存在するのではなく、はっきりとした理由や目的を持っているという考え方。この目的論的思考の元祖が、アリストテレスだ。
アリストテレスの人生観もまた多分に目的論的だ。彼にとって人生とは、じっと立っているものではなく、なにかを追求し、それに向かっていく過程である。
このとき彼は、人間が追求する究極の目標を幸せと見なした。
朝食は出勤するための、出勤はお金を稼ぐための、お金は結局幸せになるためのものだ。人間の行為の終着地は結局幸せだというのだ。



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