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初任給で新人に逆転・肉薄され、黒字リストラの標的にも…《中堅・管理職》を置き去りにする"初任給インフレ"の末路

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新卒社員のイメージ
大手企業の初任給引き上げ競争が引き起こす「弊害」とは?(写真:maroke/PIXTA)

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「自分たちががんばってきたこの7~8年は何だったんだ」

初任給を上げすぎた結果、20代とあまり賃金差がつかなくなった30歳超の中堅社員から噴出する不満の声。

それを吐露するのは、福岡県にある建設関連会社の人事担当者だ。

同社は2024年4月に大卒初任給を前年比2万円アップの24万円、25年度はさらに26万円に引き上げた。採用のライバルである地元の有力地銀が軒並み引き上げる中、学生を奪われないために社長の指示もあって踏み切った。

逆転現象が起きないように調整したものの、中堅社員から反発が生じたという。

新人の給与が先輩の給与を超えることも…

初任給を大幅に引き上げると、それに応じて先輩社員の給与も引き上げなければ、新人の給与が先輩の給与を超えるという逆転現象が発生する。

仮に23万円から4万円アップの27万円に引き上げたとする。一般的な企業は1歳ごとに定期昇給込みの賃上げは1万円程度アップしていく。今までなら23歳で24万円、26歳で27万円になるが、初任給27万円なら、1つ年上の23歳は28万円にしなければいけない。

しかし、それもできずに逆転現象が発生している。

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