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ここ数年、筆者は夏の甲子園の予選である各地の地方大会を見に行っている。主眼は試合の経過ではあるが、それとともに高校野球選手や観客は、年々厳しくなる「暑さ」の中、どんな対応をしているのかをチェックしているのだ。
今年、痛感したのは「夏は毎年同じではない」ということだ。
応援席では必死の暑さ対策
気象庁のデータによると、昨年は6月中旬には最高気温が摂氏35度を超える「猛暑日」が全国で頻出、地方大会が始まる6月後半には、全国の球場は厳しい暑さに見舞われた。その暑さが7月に入っても続いたのだ。しかし今夏は、6月には猛暑日を記録した地方はほとんどなかった。7月に入っても猛暑日は少なかった。
筆者は、7月11日に行われた奈良県大会の開幕戦を観戦したが、この時点では日差しは厳しかったものの風は涼しくて「耐えられない暑さ」ではなかった。今年はこのままいくのか、と思ったがそれから数日後の大阪府大会は、強烈な暑さで、観客は直射日光を避けて内野席上段の小さな屋根の下に集まっていた。
それからまた数日後の福岡県大会は、耐え難いような暑さになっていた。準決勝で、のちに甲子園出場を決めた東筑高と九州国際大付属の試合だったが、九州国際大付属の応援席では、教員が応援する生徒たちに噴霧器で水を振りかけていた。また氷水で濡らしたタオルが配られるなど、必死の暑さ対策をしていた。


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