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「まだかなまだかなー、学研のおばちゃん、まだかなー」
テレビから流れるコマーシャルを今でもよく覚えていて、思わず口ずさんでしまう人は少なくないだろう。筆者もその一人だ。
小学生の頃、毎月“学研のおばちゃん”が自転車に乗って教材を届けてくれていた。「次の付録はなんだろう?」と楽しみで仕方なく、届く日を心待ちにしていた記憶がある。なぜか強烈に覚えているのは、ミジンコだかカブトエビだかの飼育セットだ。
成長するにつれ、おばちゃんは来なくなり、その記憶も少しずつ薄れていった。そういえば、あの教材は何という名前だったのだろう。
調べてみると、『学習』と『科学』だった。
介護参入の学研、16期連続増収、過去最高売上を達成
学研の学習誌『学習』と『科学』は、1979年に合計670万部を記録。学研は学習教材・教育出版分野のトップランナーとして成長を続け、1991年には売上高1726億円とピークを迎えた。
だが、その後は少子化や教育環境が変わり、主力だった『学習』『科学』も休刊に追い込まれる。2009年には売上高779億円と、18年間でピーク時の半分以下にまで落ち込んだ。
かつて教育出版の象徴だった学研は、この危機をどう乗り越えたのか。
実は現在の学研ホールディングス(以下、学研)は、教育・出版事業に加え、介護・福祉事業をもう一つの柱としている。2025年9月期の売上高は教育分野が953億円、医療福祉分野が950億円。連結売上高は1991億円となり、16期連続の増収を達成した。


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