上場を控えた中国発の格安ファッションEC(電子商取引)のSHEIN(シーイン)の業績がここへ来て急速に伸び悩んでいることが明らかになった。
香港証券取引所は7月26日夜、上場を申請しているシーイン・グローバル・ホールディングスの目論見書などヒアリング審査後の資料を公開した。これにより重要な審査プロセスを通過し、早ければ8月中にも上場する見通しとなった。これまで2023年には米国上場の、25年にはロンドン上場の計画が浮上したが、いずれも具体的な進展はなく、ようやく株式上場にこぎつける。同社は上場にあたり、海外向け普通株式を最大3億4161万3000株発行する計画だ。
26年1~3月期は赤字転落
ただし、公表された資料で明らかになった業績はさえない。財新の取材によると19~22年の4年間の売上高の前年比伸び率はそれぞれ40%、140%、208%、98%という高水準に達していたが、目論見書で明らかになった23~25年の売上高はそれぞれ321億300万ドル(約5兆3000億円)、387億4800万ドル、418億4700万ドルで、前年比増収率はそれぞれ41.1%、20.7%、8%と年を追うごとに減速している。加えて、26年1~3月期(第1四半期)の売上高は90億5200万ドルと、増収率は1.1%にまで鈍化している。
純利益は23年に27億8900万ドル、24年に33億6500万ドルに達したが、25年は20億6400万ドルと減益に転じ、さらに26年1~3月期には9900万ドルの赤字に転落した。主に企業価値の評価変動により転換可能・償還可能優先株の評価額が下落したことが原因としている。

