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キャリア・教育

【宿題を全然しない子】「怠けている」と決めつける前に知っておきたい"子どもの意外な本音"

5分で読める
東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」
目に見える行動だけで、子どもの気持ちを決めつけないことが重要です(写真:hidez/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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「あとでやる」
「今は無理」
「疲れた」
「わかってるって」

親には、どれも宿題から逃げるための言い訳に聞こえるかもしれません。「あとでやる」と言いながら、結局やらないこともあるでしょう。

ただ、そこで最初から「怠けている」「やる気がない」と決めつけると、子どもの行動につながる原因を見落としてしまいます。

子どもの「あとで」には理由が隠れている

文章を正確に読むための「読み方スキル」のひとつが、原因と結果のつながりに注目することです。

何かが起きたなら、その前には何らかの理由があります。これは、子どもの言動を理解するときにも役立ちます。

子どもの本音は、口にした言葉そのものではなく、その言葉が出てくるまでの状況に隠れていることがあります。

夏期講習や部活動、習い事から帰ってきた子どもが、すぐにゲームを始めたとします。

親の目には、「勉強をせずに遊んでいる」と映ります。

しかし、子どもにとっては、一日頑張ったあと、好きなことをして気持ちを切り替える時間なのかもしれません。

宿題の量が多く見えて、どこから手をつければよいかわからない。間違えるのが嫌で、始めること自体を避けている。親に時間を決められるのではなく、自分で決めたい。

同じ「宿題をしない」という行動でも、その原因は子どもによって違います。

特に注意したいのが、子どもが強い言葉を使ったときです。

「絶対に今はやりたくない」
「今日は本当に無理」
「もう何回も言わないで」

文章では、強い言い切りや強調された言葉には、書き手がとくに伝えたいことが表れます。

会話でも、言葉の強さだけに反応して叱るのではなく、「なぜそこまで強く言うのだろう」と一度立ち止まることが大切です。

原因がわからないまま結果だけを変えようとしても、同じやりとりが繰り返されます。

親が読むべきなのは、目の前の「ゲームをしている姿」だけではありません。その行動に至るまでの、子どもなりの理由なのです。

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