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キャリア・教育

【宿題を全然しない子】「怠けている」と決めつける前に知っておきたい"子どもの意外な本音"

5分で読める
東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」
目に見える行動だけで、子どもの気持ちを決めつけないことが重要です(写真:hidez/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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子どもの理由を理解することは、好きなだけ遊ばせたり、宿題をしなくてもよいと認めたりすることではありません。

大切なのは、目に見える行動だけで、子どもの気持ちを決めつけないことです。

子どもの本音は「言葉どおり」とは限らない

子どもが「疲れた」と言ったからといって、体が疲れているとは限りません。

宿題の量を見ただけで気が重くなっているのかもしれない。苦手な問題に向き合うのが怖いのかもしれない。親から何度も言われ、自分で始める気持ちを失っている可能性もあります。

「あとでやる」という言葉も同じです。

本当にあとでやるつもりなのか。今は少し休みたいのか。どこから始めればよいかわからないのか。その言葉だけで、本音をひとつに決めることはできません。

だからこそ、ひとつの言葉だけでなく、その言葉が繰り返されているか、どんな場面で強く発せられたか、前後に何があったかを併せて見る必要があります。

文章を読むときも、ひとつの表現だけで書き手の意図を決めつけることはできません。繰り返される言葉や強調された表現、前後のつながりを手がかりにして、伝えたいことを読み取ります。

子どもの言葉も同じです。

本音は、必ずしも整理された言葉で語られるわけではありません。不機嫌な態度や短い返事、同じ言葉の繰り返しとして表れることもあります。

読解力というと、本や文章を読む力だと思われがちです。

しかし、読む対象は文字だけではありません。

言葉と行動の間にある理由を想像し、相手が本当に伝えようとしていることを受け取る。それも、相手を読み解く力です。

夏休みは、親子で過ごす時間が長い分、衝突も増えやすい時期です。

一方で、普段は見落としていた子どもの様子に気づく機会でもあります。

「宿題をしない=怠けている」と決めつける前に、子どもが何度も発している言葉や、その前後の状況を振り返ってみる。

子どもを動かそうとする前に、まず、なぜ動けないのかを読む。

そこから、親子の会話を変える糸口が見えてくるのです。

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