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夜になると煌々と提灯がともり、人が吸い込まれていく。常連客もいれば、偶然通りかかった酔客も、さまざまな人たちが交錯する――昭和の風物詩ともいえる「屋台」だが、平成を経て令和の昨今は、もはや風前の灯火状態だ。
特に都内は再開発によって街や人の流れが変わるスピードも速く、法規制も進んでいる。そんな中、2006年に商売を始め、コロナ禍を乗り越えて今でも営業している屋台がある。「伝説の白い屋台」と呼ばれることもある「TWILLO(トワイロゥ)」である。
TWILLOのマスター・神条昭太郎さんは、横浜国立大学の経済学部を卒業後、銀行員を経て国会議員の秘書を務めたこともある、一見すると「エリート街道」を進んできたかに見える人物だ。
ちなみに、ここで「大将」と書かず、あえて「マスター」としたのには理由がある。屋台といえばラーメンやおでんというイメージもあるが、TWILLOは何と「屋台バー」なのである。その珍しさから、ネットフリックスのドキュメンタリー番組『ミッドナイトアジア』で取材されたこともあるという。
いったいなぜ、神条さんは「屋台」というビジネスを始めたのか。そして屋台バーには、どんな光景が広がっているのか。
夜景に浮かび上がる、特徴的な白い屋台
「『東新橋一丁目交差点』。。冒険5621日目。第一京浜と環二通り(マッカーサー通り)の交わるところ。。日比谷神社の向かいにいます。今宵はここでゆったり葉巻でも燻らせるといたしましょう。。」

