アメリカとイランの一時停戦が事実上崩壊したことで、ホルムズ海峡を通過する商船の危険度が再び高まっている。7月14日には、同海峡南側のオマーン沿岸の航路を進んでいたタンカー2隻がイランのミサイル攻撃を受け、乗組員1名が死亡、8人が負傷した。
そんな緊迫した情勢下にもかかわらず、ホルムズ海峡の出口にあたるオマーン湾にペルシャ湾岸産の原油をピストン輸送する「影のタンカー船団」が、早くも運航を再開したことが明らかになった。
財新記者の取材に応じたある船舶管理会社の関係者は、ギリシャの海運会社が運航する超大型原油タンカー(VLCC)が上述のオマーン沿岸の航路を利用し、ペルシャ湾とオマーン湾の間を(停戦崩壊後に)複数回往復したと証言した。
また、韓国の長錦商船(シノコー)の関係者も、財新記者の取材に対して「ホルムズ海峡のオマーン沿岸航路の通航を再開した」と認めた。シノコーは傘下の約40隻のVLCCをペルシャ湾に送り込んでいる、影のタンカー船団の“最大手”だ。
「リスク100%の冒険ではない」
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