有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

まずは「薄味に慣れる」ことから始めよう…専門医が推奨する《腎臓への負担》を無理なく軽減する"減塩の3つの秘策"

8分で読める
頑張りすぎずに続けられる「減塩」の方法を紹介します(写真:years/PIXTA)
  • 上月 正博 東北大学名誉教授、山形県立保健医療大学理事長・学長
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

無塩朝食の例としては、無添加のグラノーラに牛乳や豆乳をかけたもの、豆腐と野菜をラー油などの調味料や薬味につけて食べる、リンゴなどのフルーツを入れたヨーグルトなどが挙げられます。無塩をベースに、たんぱく質などの栄養のバランスや腹もちの良さにも考慮した組み合わせです。ここに塩分を使わず甘酢に漬けた野菜もプラスすれば、野菜不足も補えます。

なお、朝食の定番となるご飯やパンは、ともに無塩化には向いていません。ご飯自体は無塩ですが、それに合うおかずや味噌汁、漬物は塩分がたっぷりと使われていますし、パンはそれ自体に塩分が使われているためです。

「無塩なら朝食抜きでもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、朝食抜きは血圧の安定を妨げるなど、いいことはありません。3食をしっかり食べてこその減塩と心がけましょう。

「精進だし」を活用して塩分対策

料理を自炊している場合、汁物などに欠かせない「だし」に何を使うかも、重要なポイントです。

『長生きは腎臓が10割: 腎機能を高めて健康寿命を延ばす最高の習慣』(Gakken)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

市販の顆粒だしは、手間も省けて汁物以外の料理にも使えて便利な一品ですが、減塩のためには極力使用を控えるのが賢明です。なぜなら、小さじ1杯あたり1グラムほどの塩分が含まれているからです。

この問題は、コンソメスープや中華スープの素にも共通しています。市販品の手軽さは魅力ですが、できることならば、塩分が少ない「だし」を作り置きして、汁物をはじめとした料理に活用したいところです。

だしといえば鰹だしや煮干しだしがよく知られますが、昆布や干し椎茸、大豆などを使った精進だしもおすすめです。滋味深い味わいで、和食だけでなく洋風や中華スープにも活用できます。

薄味は食事の物足りなさや食欲減退の原因になりますが、精進だしは素材がもたらすうまみによって、薄味を十二分にカバーできます。用意するには少しばかりの手間と時間はかかるものの、減塩生活を無理なく続けられるのでおすすめです。

(出所:『長生きは腎臓が10割: 腎機能を高めて健康寿命を延ばす最高の習慣』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数