20代から着々と進む「腎機能の低下」
腎臓という臓器は、少しのほころびであれば自ら踏ん張れるという特徴があります。しかし、実は、腎臓は20代からすでに老いが始まっています。腎臓のミッション遂行に重要な役割をになうネフロンが消耗品だからです。
ネフロンが左右の腎臓に約100万個ずつあるのは20代までの話。その後、年齢を重ねるにつれて数を減らしていきます。
ただし、ネフロンの数が多少減っても、すぐに体に問題が起こるわけではありません。ネフロンのしくみは実によくできていて、最前線で働くグループ、ときおり働くグループ、出番を待つ控えのグループの3つに分かれています。すべてのネフロンが稼働しているわけではないので、数が減ったとしてもある程度はもちこたえられるのです。
しかし、60代になるとネフロンの数は20代の頃から半減するため、検査の数値に異常が現れるようになります。

