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40代でも要警戒! 推定患者数2000万人の《新しい国民病=慢性腎臓病》がここまで急増した"日本ならでは"の事情

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20歳以上の5人に1人が慢性腎臓病の患者と推定されている(写真:Jake Images/PIXTA)
  • 上月 正博 東北大学名誉教授、山形県立保健医療大学理事長・学長

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推定患者数はなんと2000万人。2015年からの約10年間で500万人以上も増加し、もはや「新しい国民病」とも言える慢性腎臓病ですが、東北大学名誉教授の上月正博氏は、日本国内でここまで急増した背景には、急激に進む高齢化があると指摘します。
本稿では、加齢とともにリスクが高まる慢性腎臓病の4つの危険因子について、上月氏の著書『長生きは腎臓が10割: 腎機能を高めて健康寿命を延ばす最高の習慣』から一部を抜粋・編集する形で解説します。

20代から着々と進む「腎機能の低下」

腎臓という臓器は、少しのほころびであれば自ら踏ん張れるという特徴があります。しかし、実は、腎臓は20代からすでに老いが始まっています。腎臓のミッション遂行に重要な役割をになうネフロンが消耗品だからです。

ネフロンが左右の腎臓に約100万個ずつあるのは20代までの話。その後、年齢を重ねるにつれて数を減らしていきます。

ただし、ネフロンの数が多少減っても、すぐに体に問題が起こるわけではありません。ネフロンのしくみは実によくできていて、最前線で働くグループ、ときおり働くグループ、出番を待つ控えのグループの3つに分かれています。すべてのネフロンが稼働しているわけではないので、数が減ったとしてもある程度はもちこたえられるのです。

しかし、60代になるとネフロンの数は20代の頃から半減するため、検査の数値に異常が現れるようになります。

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