このクルマに関する話題というと、補助金を連想する人が多いのではないだろうか。
たしかにホンダ「Super-ONE(スーパーワン)」の価格は339万0200円ではあるが、購入に際しては国のCEV補助金が130万円、地方自治体のそれは地域によって差があるものの、東京都の場合7月に金額がアップして60万円から90万円になった。つまり補助金だけで220万円になる。
さらに東京都では、充放電設備を導入の場合10万円、太陽光発電設備設置の場合30万円の上乗せがあるうえに、5年間の自動車税も免税になる。国のほうでは登録時と初回車検時の重量税がない。
とにかく車格を考えれば、驚くほど恵まれた状況にあるスーパーワンだが、それ以外にはあまり価値がないクルマなのだろうか。気になった筆者は広報車を借り出し、デザインや走りをチェックしてみた。
1980年代の「シティターボⅡ」を思わせる外観
ご存じのとおり、スーパーワンは軽乗用EV「N-ONE e:」をベースにバンパーを大型化し、前後フェンダーを張り出させ、モーターを高出力化して登録車としたものだ。
全長はプラス185mmの3580mm、全幅は100mmワイドになって1575mm。全高も1545mmから1615mmになっているが、これはアンテナがシャークフィンタイプになったためで、最低地上高は140mmのままだ。
比較に上がることが多い1980年代の高性能ハッチバック、「シティターボⅡ」は普通の「シティ」より40mm長く、55mm幅広かった。スーパーワンは元が軽自動車ということもあるが、拡大幅は80年代の先輩より大きい。
エクステリアデザインについては、昨年秋のジャパンモビリティショーで参考出展されていたものの、屋外でじっくりと眺めるのは初めて。想像以上に凝った造形だと思った。

