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丸亀製麺、はなまるうどんより惹かれるかも…「焼肉きんぐ」の会社が始めた「フルサービスのうどん店」が"とにかく優しい"

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名物霧島黒豚の肉讃岐うどんと天ぷらセット
名物霧島黒豚の肉讃岐うどんと天ぷらセット(写真:物語コーポレーション提供)
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丸源ラーメンは、「熟成醤油ラーメン 肉そば」に代表されるラーメン専門店ならではの商品力と、家族連れも気軽に立ち寄れるファミレスのような利便性を掛け合わせた業態だ。従来のラーメン店とは異なる立ち位置で、幅広い客層からの支持を集めてきた。

その成長ぶりは数字からもうかがえる。丸源ラーメンを含むラーメン部門の売上高は、2019年6月期の約76億円から、2025年6月期には約218億円へと拡大した。

また、廣瀨さんが長年チェーンの業態開発に携わる中で指針としてきたのが「動機は狭く、客層は広く」という考え方である。

テーブルだけでなく、一人客でも落ち着いて食事ができるようカウンターを設置(写真:物語コーポレーション提供)
6名がけの掘りごたつ席もある(写真:物語コーポレーション提供)

来店動機は「うどんが食べたい」に絞りつつ、客層は限定しない。年齢や利用人数、利用シーンを問わずに足を運んでもらえる店作りを目指すというものだ。

この考え方は、子どもやシニア、しっかり食べたい大人など、それぞれが食べたい量に合わせてうどんの玉数を自由に選べる仕組みにも表れている。

立地・看板・ライブ感の相乗効果

こうした業態開発の考え方をベースに、源次郎では客を引きつける工夫が凝らされており、その仕掛けは店の外から始まっている。

まず注目したいのが、立地だ。源次郎は神奈川県座間市の県道51号、通称「行幸道路」沿いに1号店を構えた。1937年に整備された歴史ある道路で、沿道にはデニーズやフォルクス、味の民芸など長年営業を続けているファミレスが並んでいる。

一見すると、競合店が多く不利な立地にも思える。だが、廣瀬さんの見立ては違った。

「どの店舗も、もし採算が合わなければ早い段階で撤退を決めているでしょう。それでも今なお営業を続けているということは、この地域にはそれだけ外食需要があるのだと捉えました」

1980~90年代のファミレス全盛期に、行幸道路沿いで食事をした世代は今やシニア層となった。そういった年代に加えて、近隣に暮らす若いファミリー層の来店も期待でき、世代を超えた外食需要を取り込めると判断した。

幅広い層に認知してもらうために、看板の見せ方にもこだわっている。店舗側、反対側どちらの車線からでも目に入りやすい位置に配置。さらに「もっちりうどん」の文字を大きく掲げ、うどん店であることが一目で伝わるようにしている。

店舗側から見た看板(写真:筆者撮影)
反対側車線から見た看板(写真:筆者撮影)

こうした看板設計の根底にあるのが、同社が重視する「業態開示性」という考え方だ。店に入る前から「何が食べられて、どんな特徴があるのか」が直感的に伝わることを意味する。

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