「あの人は余裕があっていいな」そう思ったことはありませんか?
何を言われても動じず、批判されてもカッとしない。いつも穏やかで、どこか安心感がある。一方で、余裕がない人もいます。ちょっとした指摘にムキになる。冗談を真に受けて傷つく。常にピリピリしていて、周りも気を遣う。この2人の違いは、どこから来るのでしょうか?
性格でしょうか? 生まれつきでしょうか? ……違います。その人に余裕があるかどうかは、その人が自分を受け入れているかどうかで決まります。
なぜ、自分を受け入れやすくなると余裕が生まれるのか。そのメカニズムをお伝えします。自分を受け入れられていない人は、常に「自分を守る」必要があります。
「バカにされたくない」「否定されたくない」「弱みを見せたくない」こうした防御意識が働いているから、ちょっとした言葉にも過剰に反応してしまいます。相手は何気なく言っただけなのに、「攻撃された」と感じてしまうのです。
たとえば職場の上司に、「ここ、もう少し工夫できるんじゃない?」と言われたとき、余裕がない人は「自分の仕事を否定された」と受け取ってしまいます。そのため反論したり、心のなかだけで文句を言ったり、落ち込んだりします。
でも余裕がある人は、同じ言葉を「アドバイスをもらえた」と受け取ります。自分を否定されたとは感じないのです。だからこそ、素直に「ありがとうございます」と言うことができます。
この差は、能力の差ではありません。自分を受け入れているかどうかの差です。自分を受け入れている人は、自分の弱みや欠点をすでに認めています。だから、「あなたはここが足りないね」と言われても、「そうですよね。ありがとうございます。どうすれば改善できますか?」と現実を認め、感謝し、前に進めます。
隠す必要がないから、防御する必要もありません。こういう人は、周囲の人から好かれます。余裕とは、自分を守る必要がなくなった状態のことなのです。
余裕のない人が周りにいると緊張する
余裕は、周りにも伝染します。余裕がある人の近くにいると、こちらも安心できます。だから、「この人と一緒にいたい」と思われます。逆に、余裕がない人の近くにいると、こちらも緊張します。だから、自然と距離を置かれてしまいます。好かれる人には、必ず余裕があります。そしてその余裕は、自分を受け入れることでしか生まれないのです。


