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ライフ #百貨店消滅タウン

「全会一致で応援」→「9カ月後に見捨てる」…閉店が全国ニュースに「千葉屈指のベッドタウン」から百貨店が消滅した理由

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千葉県屈指のベッドタウン・松戸市から、なぜ百貨店は姿を消したのか(写真:筆者撮影)

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かつて百貨店は「特別な場所」だった。しかし今、多くの街からその姿が消えつつある――。本連載では、百貨店が消滅した街を歩きながら、「なぜ消えたのか?」を街ごとに分析していく。
第7回は千葉県松戸市。千葉県屈指のベッドタウンから、なぜ百貨店は姿を消したのか。

①市議会の反対で撤退した百貨店

松戸市には、かつて1店の百貨店があった。伊勢丹松戸店である。1974年に開店し、2018年に閉店するまで、44年間営業を続けたが、2000年代後半からは業績不振によって存続が危ぶまれていた。そこで松戸市が打ち出したのが、売り場の一部を市の施設として借り上げ、店舗の営業継続を支援する案だった。

2017年8月、市は支援案を市議会に提出。期間は10年で、賃料と駐車場負担金を合わせた総額は約21億600万円。市の施設を入居させることで、実質的に家賃を支える内容だ。

しかし、同年9月7日、市議会総務財務常任委員会は、この費用を予算案から「削除する」修正案を全会一致で可決。25日の本会議でも修正案は全会一致で可決され、支援案は実現しなかった。

その3日後、三越伊勢丹ホールディングスは翌年3月での閉店を発表する。議会で争点となったのは、「一つの民間企業に、そこまで税金を投入してよいのか」という点だった。この経緯から、「市は引き留めようとしたが、市議会が反対したため閉店した」という印象を持つ人も少なくないだろう。

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