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前編では、岡崎の中心市街地が全国初の再開発によって巨大な商業集積を築きながら、市民の買い物行動との隔たりや郊外化のなかで、その役割を失っていった経緯を追った。
愛知県岡崎市は、人口約38万人を擁する西三河地方最大級の都市である。かつて中心市街地の康生(こうせい)地区には百貨店や大型商業施設が建ち並び、西三河随一の商業集積を形成していた。しかし、その多くは姿を消し、跡地の一部はマンションへと建て替わっている。
百貨店が消えたいま、街はどう変わったのか。6月下旬の雨の降る休日、康生地区を歩き、岡崎で暮らす人たちに話を聞いた。
西三河最大の商業都市・岡崎
名古屋から特急で約30分。徳川家康が生まれた城下町・岡崎市。かつてここには松坂屋を核テナントとする「レオ」をはじめ、「セルビ」「名鉄サンリバー(のちの岡崎メルサ)」「シビコ」など大型商業施設が集まり、西三河最大級の商業集積を形成していた。

