東洋経済オンラインとは
ライフ #百貨店消滅タウン

「西三河一の繁華街」→「昼なのに人通りまばらで閑散」…百貨店もあえなく全滅「愛知屈指の商都」に広がる"驚きの光景"

9分で読める
1958年に開業した「岡ビル百貨店」。2021年に閉店し、現在は取り壊されている(写真:筆者撮影)
2/6 PAGES

買い物客でにぎわい、「西三河一の繁華街」と呼ばれた場所だ。しかし現在、その風景は大きく変わっている。

改札を出ると、まず目に入るのが工事中の駅ビルだ。かつてここには「岡ビル百貨店」という商業施設があった。百貨店という名前だが、実際は市・名鉄・商工会議所が出資した官民一体の施設で、東岡崎駅ビルの2・3階に入居していた。

開業は1958年。63年にわたって営業を続け、2021年に閉店した。70年代にはすでにサービス業の割合が半分近くに達しており、百貨店というよりは地域の寄り合い施設に近い存在だったという。

以前訪れた際は、レトロな内装の駅ビルとして散策を楽しめる施設だったが、現在は取り壊され、工事現場のフェンスが続いている。

かつて存在した岡ビル百貨店。フォントがレトロでかっこいい(写真:2019年筆者撮影)
テナントは飲食店やブティックなどが多かったようだ(写真:2019年筆者撮影)
現在、駅のホームから見えたのは工事中の駅前だった(写真:筆者撮影)

「夜9時まで人がいた」商店街はいま

「高校生の頃は、夜9時まで店が開いていた。すごくにぎわってたんだから」

そう振り返るのは、康生地区の近くで生まれ育った86歳の女性だ。

「買い物といえば康生だった。夜まで人がいっぱい歩いていて、それが当たり前だった」

その証言をもとに康生地区を歩く。取材した6月下旬、雨ということもあり、通りを歩く人は少なかった。かつて大型店が建ち並んでいた西三河最大級の繁華街とは思えない静けさだ。

1976年開業の岡崎シビコ。現在は4〜6階が閉鎖されている(写真:筆者撮影)
シビコのフロアマップ。かつて専門店が埋め尽くしていた区画の多くが、いま空白になっている(写真:筆者撮影)
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数