「あいまいにしていると不安が大きくなるので、具体的に何が危険なのかを言語化し、その危険がどの程度の確率で起こるのかを客観的に評価すると、意外に低い確率と気づけます。示した例で言えば、今、手遅れの状態で、余命半年と宣告される確率は極めて低いでしょう。インターネットで調べまくるなどの『やりすぎの行動』が不安を強めることにも気づけます」(清水さん)
抗うつ薬の一種が保険適用に
薬物療法については、これまで国内で承認された薬がなかったが、ベンラファキシンという抗うつ薬に全般不安症への効果が確認され、今年3月から保険適用となった。
脳の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)のバランスの乱れを調整して、不安を抑える。副作用として傾眠(うとうとしているが、呼びかけには応える状態)、悪心、便秘などがある。
清水さんは「認知行動療法と薬物療法はそれぞれ効果が知られている。どちらが先でもよい」と話す。自分にはどのような治療が向いているかを、受診先の医師に相談するのがよいだろう。


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