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ライフ #「病気」と「症状」の対処法

単なる心配性でも、更年期の不調でもない…50代女性が陥った「1日中不安が頭から離れない」病の正体【専門医を取材】

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全般不安症
全般不安症の過剰な不安に、どう対処すればいいのでしょうか?(写真:webweb/PIXTA)
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冒頭で紹介したナカタさんは、通院して服薬を続けると、不安になる日が少しずつ減ってきた。

「症状が軽くなってからは、新しいことにチャレンジできるようになりました。以前は不安が強くなることを恐れていましたが、今は『失敗してもまた次がある』と楽な気持ちでトライできます」

見知らぬ人に会うことも怖かったが今はそれも軽くなり、保護猫団体のボランティアとして、譲渡会で初対面の人に活動趣旨を説明できるまでになった。がん検診の結果や車の渋滞に関連した不安も、「そこまで考えることではなかった」と思えるという。

完璧を求めすぎないこと

今は、ネットでさまざまな情報が容易に探せる社会だ。全般不安症の人に限らず、玉石混淆の情報に影響されて、“不安を感じる脳”と“抑える脳”のバランスを崩すおそれがある。そうならないために、日常生活ではどうしたらいいか。

清水さんは「完璧を求めすぎないこと」と話す。「野球のピッチャーが、9回を完投しなくても、5回くらいまで投げて、あとは救援投手がやってくれる――。そんな考え方もあるのではないでしょうか」。

(取材・文/佐賀 健)

千葉大学大学院医学研究院認知行動生理学教授
清水栄司医師
山梨県出身。1990年、千葉大学医学部卒業後、同附属病院で精神科医として勤務。1997年、同大学院医学研究科博士課程(内科系精神医学)修了。米国プリンストン大学留学を経て、2006年から現職。他に、千葉大学子どものこころ発達教育研究センター教授と千葉大学医学部附属病院認知行動療法センター長を兼務。精神保健指定医、精神科専門医・指導医、公認心理師、認知行動療法師。
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