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何回マッサージに行っても「首こり・肩こり」がぶり返す人が見落としている、身体の「最上流にあるリセットボタン」

8分で読める
肩こりを気にする女性
疲れの原因は、「あご」にあるかもしれません(写真:kouta/PIXTA)
  • 薩摩 宗治 さつま骨格矯正Group総院長
  • 馬場 裕史 医療法人社団碧心堂やすふみ歯科クリニック院長

INDEX

35歳を過ぎた頃から多くの人が身体のあちこちに、大なり小なりのさまざまな不調を抱えはじめます。
「なんだか疲れている」という状態が当たり前になっている人もいるかもしれません。それを「年齢のせいだから仕方がない」と諦めるのはまだ早いのです。
見直すべき身体のパーツ、それが「あご」です。
この記事では、柔道整復師として今まで42万件以上の症例を見て、40代で歯学部に入学し学問としてあごを学んだ薩摩宗治氏の新刊『疲れはあごが9割』より、マッサージを繰り返しても一向に改善しない慢性的な首・肩こりの本当の原因と、あごと全身の骨格が深く繋がっている驚きのメカニズムについて詳しく解説します。
記事の最後には、書き下ろし特別企画として「あごによく効く さつま家電」のコーナもあります。お楽しみに。

整体に何度も通っても首肩こりが直らないワケ

「長時間のパソコン作業やスマホで首や肩がガチガチで、ストレートネックだと言われた」

『疲れはあごが9割: 24時間戦う脳と身体をリセットする技術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「整体に行っても、翌日にはこりが戻ってきてしまう」

こうした不調を抱えるビジネスパーソンは少なくありません。揉んでも揉んでも首や肩のこりが繰り返されるとき、私たちはついその部分だけに原因があると考えがちです。

しかし、どれだけ姿勢に気をつけ、マッサージや整体に通っても疲れがいつまでもとれない原因の9割は、実は「あご」にあります。あごを支える筋肉の歪みが、脳や自律神経、首や背骨、身体の深層の筋膜のつながりといった、全身に悪影響を与えているのです。

「首がつらい」「肩がしんどい」という言葉通りに、いくらその部分を刺激し、表面の筋肉だけをほぐしたとしても、すぐに疲れや不調がぶり返してしまいます。あご周辺の構造が正しく整っていない限り、体の重心のバランスが崩れたままになり、根本的な解決には至らないからです。

あごは顔の一部と思われがちですが、実は身体の配列(アライメント)を司る「リセットボタン」の役割を担っています。姿勢を崩す「真の起点」は背中や首ではなく「あご」にあるため、ここがズレたままいくら意図的に姿勢を正そうとしても、長続きしないのは当然なのです。

あごのわずかなズレを放置すれば、負の連鎖はドミノ倒しのように全身へ波及していき、慢性的なこりや痛みを引き起こす「不調連鎖」の罠に陥ってしまいます。

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