INDEX
東京都武蔵村山市。この市には、都内にある市区の中で唯一の特徴がある。それは「鉄道駅がない」こと。そして、かつては珍しい郊外型の三越が営業していたが、撤退した過去もある。
今回はそんな三越が入っていた施設にあるフードコートを訪問する。
かつて「日本初の三越」が爆誕も、瞬く間に撤退
今回訪問するフードコートがあるのは、イオンモールむさし村山である。同施設はもともと2006年に「ダイヤモンドシティ・ミュー」として開業。その後、運営元のダイヤモンドシティがイオンモールに吸収合併され、「イオンモールむさし村山ミュー」へと名を変えた。最終的に現在の施設名となったのは11年である。
06年に開業した当初のプレスリリースを見ると、実はこの施設には「三越武蔵村山店」、つまり百貨店も入居していた。三越武蔵村山店はジャスコむさし村山店(当時)らと並ぶ施設全体の核として、三越としては初の郊外型ショッピングセンターの出店だったといい、並々ならぬ期待感がうかがえる。
ターゲットは30代後半~40代としつつ、幅広い層を狙ってMDミックスの店づくりをしたり、地元のベーカリーや和菓子店、さらにはワタミが手掛ける総菜店を招いていたりと、郊外らしさを狙ったというか、通常の三越とは異なる店づくりをしようとした努力が見える。

