INDEX
甘いものが欲しくなる「生理前の2週間」
生理前になると、どうしても甘いものへの渇望が高まってしまう。毎月繰り返されるその波に、罪悪感を抱いてきた方は少なくないでしょう。けれどもこれは意志の弱さではなく、ホルモンの変化が引き起こす予測できる生理的反応です。
国立小児保健・人間発達研究所のゴルシウカらは、18~44歳の健康な女性259名を最大2周期にわたって追跡する前向きコホート研究を行いました。
各周期の月経期、卵胞期中期、排卵期、黄体期の4つのタイミングで24時間食事記録と食欲のアンケートを実施。生理前のおよそ2週間に当たる黄体期には、卵胞期に比べて総エネルギー摂取量が増え、甘いものを含む特定の食品への渇望が強まる傾向が示されました。
この変化の背景には、複数のホルモン的・神経的な仕組みが関わっています。
生理前の時期は黄体ホルモンのプロゲステロンが高い水準を保ち、基礎体温を少し上げてエネルギー消費をわずかに増やす一方で、食欲を強める方向にも作用します。

