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テイクアウトにもデリバリーにも適した「最強の商品」だった…築地銀だこの会社が拡大「東京油組総本店」の"強さ"の本質

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東京油組総本店
東京油組総本店 赤坂見附組の近くには、銀だこハイボール酒場 赤坂見附店の看板も見える(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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券売機では、油そば・辛味噌油そばともに、並盛・大盛・W盛が同一価格で表示されていた。

提供直後の油そば。スープのない麺料理であることが見た目からもわかる(写真:筆者撮影)

油そば初心者でも不安のない設計

席に着くと、卓上にはお酢、ラー油、辛味、刻み玉ねぎが並んでいた。カウンターには「美味しい食べ方」と題した案内もある。熱いうちにお酢とラー油を丼に回し入れ、すぐによくかき混ぜる。初めての客への目安として、並盛りなら2周、大盛りなら3周、W盛りなら4周と、量によって周数を変える迷わせない案内だった。

卓上には、お酢、ラー油、辛味、刻み玉ねぎなどが並ぶ。柚子こしょうを頼むと、着席時に黒烏龍茶とともに提供された(写真:筆者撮影)
初心者にもやさしい。美味しい食べ方がわかりやすく書かれている(写真:筆者撮影)

ひと口目は、酸味とラー油の香りが先に立つ。かむほどに、麺に絡んだ秘伝のタレが追いかけてくる。柚子こしょうを足すと、また違う輪郭の辛さが立ち上がる。箸を口に運ぶ手が止まらないまま、気づけば器は空になっていた。食べ終わった直後に、もう一度頼みたくなる感覚に駆られた。

並盛りなので、お酢を2周回しかける。店内の案内では並盛りの目安とされている(写真:筆者撮影)
美味しい食べ方に沿って、ラー油も2周回しかけた。こちらも並盛りの目安量だ(写真:筆者撮影)
熱いうちによくかき混ぜた。器の底にあった秘伝のタレが見た目にわかるくらい絡んでいる(写真:筆者撮影)
後日食べた辛味噌油そば。半熟たまごをトッピングした。(写真:筆者撮影)
店内には、東京油組総本店の麺に使う小麦粉について説明する掲示もあった。「アリューロン層」を多く取り込んだ、特別な製粉方法による麺だという(写真:筆者撮影)

この食べ方には、単品業態を強くする要素が詰まっている。メニューを絞り、食べ方をわかりやすく示し、客自身が味を完成させる。その型が、東京油組総本店というブランドを支えている。

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