サラダも種類は多くないものの、鮮度も良く、彩りも良く、食欲をそそるビジュアル。食後のスイーツも、プチケーキと、ミニ大福をスタンバイ。甘党には嬉しい限りです。
「これがドーミーインの真骨頂だな」と感じたのがフルーツ。スイカ、パイン、オレンジの3種類全てが、一口サイズにカットされているのですが、どの切り口もシャキッと角が立っている。ついさっき、厨房で切ったばかりというのが一目瞭然なのです。缶詰のパインや冷凍のライチを使えばラクができるのに、それをしないのがかっこいい。
日本人は「説明文」で満足する?A4ポップが仕掛ける「物語を味わう」演出
ほかのビジネスホテルの朝食との差別化を感じたのは、ポップの多さ。ほとんどの料理にA4サイズの説明書きが添えられています。
漬物は「京つけもの ぎおん川勝」の文字の下に、店舗の写真と来歴を紹介。麻婆豆腐は「サ飯(サウナに合うメニュー)」として提案。ただのクロワッサンにも「しっかりと織り込んだ層感と バターの風味が程よいクロワッサンです」と、説明をつけているのです。
ミュージシャンの坂本龍一さんは生前、「日本の美術館に来る人は、作品を見ずに説明文(キャプション)ばかり読んでいる」というようなことを言ったという逸話があります。実際に美術館に行っても、作品の前よりも、説明文の前の方が混んでいる。

