日常生活に置き換えると、次のようになるという。
現代生活においては、学習が終わった次の瞬間から、別の情報やタスクが押し寄せてくることになる。頭のなかの「メモリーカード」にデータを書き込んでいる途中で、次のアプリをどんどん立ち上げていくような状態だ。
しかし、それはどう考えても健全な状態ではない。少なくとも、休まる余裕などないだろう。したがって、「静かな余白」が意味を持つわけだ。
ほんの数分でも静穏休息を設け、脳内の書き込み作業が終わるまで他のアプリを開かない時間をつくることが大きな意味を持つのである。
昼寝は20分まで。それを超えると逆効果になる
昼食のあと、強い眠気に襲われて頭がぼんやりすることがある。
そんなときは、つい「眠くても気合いで乗り切れ」とがんばってしまいがちだ。ところが科学的な視点からいえば、昼寝は単なる眠気リセットではなく、勉強した内容を脳に定着させる時間でもあるのだという。
では、実際に何分寝るのがいいのだろうか。
余談だが、これは私も実感できる話である。昼食後の眠気がつらいので昼寝の習慣をつけてみたところ、まさに上記のような結果になったからだ。しかも(これは個人差もあるだろうが)、ピッタリ20分で自然に目が覚めるのである。
もうひとつ、フリンダース大学のブルックスとラックによる実験の結果にも興味深いものがある。彼らは、5分、10分、20分、30分という異なる長さの昼寝を比較したのである。

