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疲れて勉強できない人に伝えたい→実は「目を閉じて何もせず休む」だけで記憶が驚くほど強くなる科学的な理由

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疲れ切った人のための勉強法
カフェイン入りの飲み物を飲んでから昼寝をすると逆効果な気もするが……(写真:kouta/PIXTA)
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10分の昼寝は、目が覚めた直後から眠気の低下や集中力の向上が見られ、その効果が2時間半ほど続くことがわかったのだという。

もちろん20分や30分の昼寝でも、あとからパフォーマンスは向上する。しかし起きてすぐの数十分は、むしろ頭が重く感じられる時間帯があったのだそうだ。

これは睡眠慣性と呼ばれる現象で、深い眠りの途中で起こされると、しばらくぼんやりしてしまう状態です。長く寝るほど得をするわけではなく、短い昼寝のほうが、起きてからすぐに動きたい社会人には適しています。(206ページより)

コーヒーナップという合わせ技

また、“さらに一歩進んだ方法”として紹介されているのが「コーヒーナップ」だ。カフェイン入りの飲み物を1杯飲んでから、15〜20分程度の昼寝をする方法である。昼寝の前のカフェインは逆効果であるような気もするのだが……。

ラフバラー大学のレイナーとホーンは、運転シミュレーターを使って、普通に休息する条件、カフェインだけを飲む条件、短い昼寝だけをする条件、カフェインを飲んでから短い昼寝をする条件を比べました。その結果、コーヒーナップの条件が一番、危険な運動行動が少なく、主観的な眠気も低く抑えられていました。カフェインは飲んでから20分ほどかけて効き始めるので、その間に浅い昼寝をしておくと、起きるころにちょうど両方の効果が重なる、という理屈です。(206ページより)
コーヒーナップ……カフェイン+昼寝の合わせ技(図解:『疲れ切った人のための勉強法』より)

とはいえもちろん、昼寝がいつもよい方向に作用するとは限らない。30分以上長く寝てしまうと、深い睡眠から無理に起きることになり、しばらく頭が回らない時間が延びてしまうのだ。夕方遅い時間帯の昼寝は、その夜の入眠を妨げる可能性もあるだろう。

また、カフェインに敏感な人が夕方以降にコーヒーナップを行った場合にも、夜の睡眠に悪影響が出ることがある。つまりは自分の体質を考えて、試す時間や量を調整する必要があるということだ。

いずれにしても、午前中に勉強したり研修を受けたりした日は、昼食後に10〜20分程度の昼寝をするといいかもしれない。それだけで午後のパフォーマンスを立てなおすことができ、その日に学習したことがかなり残りやすくなるからだ。

昼寝は「サボり」ではなく、脳が記憶を整理するための“作業時間”なのである。

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