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疲れて勉強できない人に伝えたい→実は「目を閉じて何もせず休む」だけで記憶が驚くほど強くなる科学的な理由

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疲れ切った人のための勉強法
カフェイン入りの飲み物を飲んでから昼寝をすると逆効果な気もするが……(写真:kouta/PIXTA)
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体力に余裕がないときこそ、小さな休憩や、頭の使い方を切り替える工夫が必要だということである。そのくらい無理なく上手に休むことができれば、結果的には効率的に勉強を進められる可能性があるのだ。

静かに目を閉じているだけでも記憶は強くなる

勉強の合間に休憩を取るとなると、多くの人は無意識のうちにスマホを眺めてみたり、仕事のことが気になってメールを返信してみたり、ちょっとだけ(のつもりで)動画を見たりしてしまうかもしれない。

しかし冷静に考えてみると(いや、考えてみるまでもないが)、それではちっとも休んだことにはならない。

かといって、じっと椅子に座って目を閉じ、なにもしない時間をつくっているという人も決して多くはないだろう。

だが“記憶”という観点から見た場合、ひときわ地味な「なにもしない休憩」こそが、かなり頼もしい働きをしてくれるのだという。

エジンバラ大学のデワーらは、平均70歳前後の健康な高齢者を対象に、学習直後に「目を閉じて何もしない時間」を入れると記憶がどう変わるかを調べました。具体的には、参加者には具体名詞のリストや、顔写真と意味のない名前の組み合わせを覚えてもらい、そのあと10分間、暗めの部屋で静かに座って過ごすグループと、間違い探しゲームをするグループに分けました。その後、学習から15分後と1週間後にテストをすると、静かに休んでいたグループのほうが、単語や名前を有意によく覚えており、その差は1週間たっても続いていました。さらに、休んでいた参加者の多くは、その間わざわざ暗唱などの復習をしていませんでした。(201ページより)

デワーらはこの結果から、「学習直後の静かな休息が、新しい記憶を他の情報から守りつつ、脳内で行われる記憶の固定化を助けている」と考えた。固定化とは、“さっき覚えたばかりの不安定な記憶”の痕跡が時間の経過とともに強まり、長く残る形へと整えられていくプロセスである。

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