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優秀なのに嫌な人物「ブリリアント・ジャーク」が引き起こす"組織崩壊" 初期症状のサインと、最後に残される人物の恐怖

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言い合う人たち
「インシビリティ(無礼さ)」がある組織はどのように壊れていくのか(写真:Graphs/PIXTA)
  • 沢渡 あまね 作家/ワークスタイル&組織開発専門家
  • 伊達 洋駆 ビジネスリサーチラボ代表取締役

INDEX

大手動画配信サービス会社のNetflixが問題定義したことで、世界で注目を集めるようになった概念、「ブリリアント・ジャーク」。それは、個としての成果は優秀(Brilliant)ながらも、組織・チームを疲弊させていく嫌な人(Jerk)を指し、これまで言いようのなかった「組織の理不尽」に、明確な名前を与えた。
本連載では、『ブリリアント・ジャーク 静かにチームを壊す人たち』から、多くの組織が見落とす、あるいは“見て見ぬふり”をする組織崩壊の初期症状について、同書から一部を抜粋、編集してお届けする。

静かに進む崩壊の「初期症状」

ブリリアント・ジャークが存在することで、組織はどのように壊れていくのか。それは、ある日突然、大爆発が起きるようなものではない。もっと静かで、陰湿で、確実な腐敗のプロセスをたどる。

「割れ窓理論」というものがある。建物の窓ガラスが1枚割れたまま放置されていると、誰も気にしていないと思われ、その建物、やがては街のすべての窓ガラスが割られて、街全体が荒廃するという理論だ。

組織の崩壊も、これと同様のプロセスをたどる。

最初の1枚目の割れ窓にあたるのが、「インシビリティ(無礼さ)」だ。インシビリティとは、明確なハラスメントや暴力ほどではないが、相手への配慮を欠いた言動のことだ。

・あいさつをされても返さない
・相手が話している最中にスマホをいじる
・露骨にため息をつく
・メールの返信を意図的に遅らせる
・特定の人の発言だけを無視する
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