静かに進む崩壊の「初期症状」
ブリリアント・ジャークが存在することで、組織はどのように壊れていくのか。それは、ある日突然、大爆発が起きるようなものではない。もっと静かで、陰湿で、確実な腐敗のプロセスをたどる。
「割れ窓理論」というものがある。建物の窓ガラスが1枚割れたまま放置されていると、誰も気にしていないと思われ、その建物、やがては街のすべての窓ガラスが割られて、街全体が荒廃するという理論だ。
組織の崩壊も、これと同様のプロセスをたどる。
最初の1枚目の割れ窓にあたるのが、「インシビリティ(無礼さ)」だ。インシビリティとは、明確なハラスメントや暴力ほどではないが、相手への配慮を欠いた言動のことだ。
・相手が話している最中にスマホをいじる
・露骨にため息をつく
・メールの返信を意図的に遅らせる
・特定の人の発言だけを無視する

