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昭和のJ-POPがなぜ世界で突然バズるのか…アルゴリズムに左右される「サブスク」時代のヒット激変

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(写真: ブルームバーグ)

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「サブスク(Subscription)」が定着してすでに久しい。サブスクの普及によって、消費のメカニズムが変化し、我々の生活も大きく変わりつつある。比較的安価な月額料金で、音楽や映画など様々なコンテンツにアクセスできるようになった。とりわけ、CDやDVDのショップやレンタル店は街から姿を消し、「自動更新」という消費の仕組みが幅広く定着した。

サブスクの定着は、我々消費する側にも大きな変化を与えたが、それを提供する企業にも大きな変化を与えている。日本の音楽産業は、CD販売や国内向けプロモーションを軸にした成功体験が長く、ストリーミングを前提とした世界展開では韓国などに後れを取ってきた、という指摘もある。いまだに平成時代の発想でヒットメイキングに終始しているのではないか、という批判もある。

とりわけ楽曲のヒットのメカニズムは、サブスク型ストリーミングの普及によって、ビジネス環境が激変している。その波に乗り切れない企業は業績面で苦戦しかねない。そこで、サブスクの定着がもたらす様々な生活の変化や、コンテンツがヒットするメカニズムの変化を考えてみたい。

サブスクの登場で変化した消費行動

サブスクの定着によって、我々の消費構造は大きく変化した。音楽を聴くとき、かつてはCDやレコードを選んで、購入=所有することが定番となっていた。その場合、当然「失敗」もあるわけだが、サブスクの定着はその所有の概念を大きく変えたと言っていいだろう。現在、音楽を聴くときは「Spotify」や「YouTube Music」「Apple Music」「Amazon Music Prime」などにアクセスして、自分の好きなジャンルの音楽を聴く。お金を払ってアクセス権を購入し、音楽を楽しむ行動に変化した。

さらに、サブスクサービスの大きな特徴は、自分で好きな音楽を探すだけではなく、アルゴリズムによる強力な「レコメンド機能」によって、自分の好みに合った曲が次々と提示されることにある。レコメンド機能や自動再生によって、似た傾向の楽曲が次々と流れ、絶え間なく自分が選んだジャンルに近い曲が流れ続ける、という消費スタイルに変化している。

こうした現象は音楽だけではなく、映像にも現れている。かつては、観たい映画があれば映画館に行く、もしくはDVDの発売やレンタルの開始を待ったわけだが、現在では「Netflix」や「Prime Video」などにアクセスすれば、いつでも様々なコンテンツを楽しむことができる。あえて自分で「選択」して自分から行動を起こさずとも、強力なレコメンド機能で作品を薦めてくれる。観る前に評価や関連作品を確認しやすくなり、失敗を避けやすい時代になったわけだ。

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