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日本製鉄 赤字USスチールを「黒字1000億円」へ、さらに上振れ余地も――買収1年で見えてきた立て直しの勝算

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USスチールなど海外事業を率いる日本製鉄の森高弘・副会長兼副社長(写真:編集部撮影)

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2兆円での米USスチール買収により、粗鋼生産量で世界3位となった日本製鉄。米大統領選挙の争点にもなった歴史的買収から1年が経ち、成果が問われ始めている。汎用品から高級鋼へのシフトで市況に左右されにくい収益構造をつくり、成長の活路を海外に求める――戦略の真価が試される局面に入った。

国内市場は構造的に縮小している。鋼材需要は1990年ごろをピークに半分ほどまで落ち込み、反転も見込みにくい。そこへもってきて中国の過剰生産による安値輸出が世界の市況を押し下げる。

打開策が、市況に左右されにくい高級鋼へのシフトと、成長市場での地産地消だ。

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