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2025年6月の日本製鉄によるUSスチール買収から間もなく1年となる。買収関連費の影響で25年度(26年3月期)の決算では業績が大きく落ち込んだが、26年度(27年3月期)からは急回復すると日本製鉄は説明している。岩井尚彦CFO(最高財務責任者)に現状と収益改善策について聞いた。
――25年度決算では買収したUSスチールの利益貢献がありませんでした。どう評価しますか。
25年度決算の最大成果は、想定を大きく上回る事業環境悪化に直面しながらも構造改革の効果が発揮され(在庫評価差等を除いた日本製鉄全体の)実力ベースの事業利益で6504億円という高水準の収益を確立できたことだ。
岩井尚彦(いわい・たかひこ)/1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、新日本製鉄(現・日本製鉄)入社。財務部長、常務執行役員を経て、上席常務執行役員兼CFO(撮影:梅谷秀司)
しかし、買収当初800億円と見込んだUSスチールの利益貢献はマイナス56億円に終わった。
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