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KDDI「povo」がついに本気でメイン回線を狙う、楽天ローミング終了前に打つ品質勝負の一手

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「データ使い放題24時間×10回分」のプレゼントを発表した。中央は濱田達弥社長(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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スマホの料金プランは、毎月決まった額を払うのが当たり前だった。その常識を外したサービスが、契約から5年を迎えて新たな攻めに出ている。

KDDIのオンライン専用ブランド「povo(ポヴォ)」である。月額の縛りがなく、基本料は0円。データ容量は使いたいぶんだけ「トッピング」として専用アプリから都度買い足す。料理に具を足すように、必要なものだけをアプリで選ぶ仕組みだ。データを買わなければ料金は発生しない。一方で使う回線はau(KDDI)そのもので、通信品質は大手の本体と変わらない。

povoは高品質なau回線と基本料0円のトッピング制を組み合わせる。データは使う分だけ買い足す(写真:筆者撮影)

このpovoを運営するKDDI Digital Lifeが6月18日に開いた説明会で、打ち出したのは2つ。新規登録者にデータ使い放題(24時間)を10回分プレゼントするキャンペーンと、月あたり110GBを実質3270円で使える過去最大の容量トッピングの追加だ。

プレゼンテーションで同社の濱田達弥社長が時間を割いたのは、新サービスの説明よりも、他社の通信品質への不満だった。社名は伏せつつ「auの高品質な通信回線を使えるpovoで、お客様のつながらないというお困りを解消したい」と語り、競合の電波が弱る場面に照準を合わせた。料金の安さでも容量の大きさでもない、品質を軸にした攻め方である。

サブ回線から始まった5年

povoが2021年9月に始めた「基本料0円・トッピング式」は、当初サブ回線として受け入れられた。メインのスマホは別に持ちつつ、2枚目のSIMとしてpovoを入れておく。0円で維持できるため、いざというときの備えになる。eSIM(端末内蔵型のSIM)に対応し、オンラインで最短3分で申し込める手軽さも、2枚目需要と相性が良かった。

KDDIはau、UQ mobile、povoの3ブランドを展開する(写真:筆者撮影)
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