ゆえに米イラン間の覚書(MOU)において、アメリカはかなりの譲歩を行った。ワシントンポスト紙が、6月17日にすっぱ抜いた覚書の中身(”Read the terms of Trump’s deal with Iran”)を見ると、なるほどこれはもめそうである。
第3次イラン攻撃の可能性があっても、結局はTACO?
この合意は、双方が「60日以内に最終合意の交渉および締結を行うことを約束」している。とはいえ、以下の4点を考えると、結局、「最終合意には至りませんでした」ということになってしまうんじゃないだろうか?
ちなみに外務省OBで、中東専門家である宮家邦彦氏は、「アメリカとイスラエルによる第3次イラン攻撃の可能性は排除できない」と以前から言っている。半世紀にわたる宮家氏の中東体験から言って、「いちばん悲観的なシナリオがいちばんよく当たる」からだという。
そうだとしたら、「MOU締結で株高」というシナリオはまったく当てにならないことになる。が、今の市場の雰囲気から行くと、その先はまたまた「タコスかナチョスか?」ということになって、株高が続いてしまうんじゃないだろうか。それこそ小幡先生の言う「バブル」そのものなのだが……(本編はここで終了です。この後は筆者が週末のレースを予想する競馬コーナーです。あらかじめご了承下さい)。

