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走るほどクリーンになる「マツダ二酸化炭素回収」の実証現場で見たカーボンネガティブの最前線

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富士24時間レース決勝前、富士スピードウェイのグリッドにて(筆者撮影)
富士24時間レース決勝前、富士スピードウェイのグリッドにて(筆者撮影)
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またレースマシンでは、DPFの後に障害物がないため、そこに各種機器を配置した場合の圧力損失や、急激なアクセルのオン・オフによる排ガスの流量変化に対応することが難しいとする。

量産車においても、流量が多い場合はレースマシンに近い課題が出てくることが考えられるだろう。

マツダが定義しているカーボンネガティブは、カーボンニュートラル燃料の使用が前提であり、そのうえでカーボンネガティブになる度合いを、量産可能なコストとのバランスを取って考えていく。つまり、CO2回収量をシステム設計の段階でコントロールするのだ。

ピットに置かれた、除湿タンク(写真手前)とCO2貯蔵タンク(筆者撮影)

さらに、コスト面ではシステムを構成する機器に新しい発想を考慮する。具体的には、技術実証「Step2」以降で、熱伝達の経路の最短化を検討していくという。

あわせて、相変化(沸騰)を活用した伝達促進によって、CO2吸着剤の冷却と加熱の速度を高めることで、CO2回収率の飛躍的な向上に挑戦する。そのためにも、関連するさまざまな企業との連携を検討するという。

回収した二酸化炭素の使い道

こうしてCO2回収装置の技術変革を進めると同時に、重要なのが「出口戦略」だ。回収後のCO2をどう使うか、である。

現時点の案としては、ゼオライトに吸収したCO2をタンク内で水酸化カルシウムに吸収し、炭酸カルシウムとして取り出し、有用物として再資源化・固定化する。

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想定としては、再生プラスチック、セメント、肥料、そして高価値カーボンへの転用だ。こうした出口戦略を踏まえた、エコシステムの構築に関する仲間づくりを進めていく。

マツダのカーボンネガティブは、社会変革を伴う大きな挑戦だ。今後もその進捗について、研究開発の現場を追っていきたい。

【写真を見る】走るほどクリーンになる「マツダ二酸化炭素回収」の実証現場で見たカーボンネガティブの最前線(7枚)

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