悩ましい「ゆるブラック」と「静かな退職」
近年、部下を育成する立場のリーダーに共通する悩みとして、いわゆる「ハラスメント」の問題が挙げられるのはご承知かと思いますが、さらに追い打ちをかけてくるのが、「ゆるブラック」問題です。
社員や部下に配慮しすぎると、「何も教えてくれない」「成長できるとは思えない」など、「ホワイトすぎる」ことを理由にやはり若い人が辞めてしまいます。最近は、そうした職場はホワイトでもブラックでもない「パープル企業」といわれることもあるようです。
若い人たちは会社に人生を預けるのではなく、自分の力で、自律的にキャリアを築いていかねばならない危機感を秘めています。ただし「成長」といってもその中身はまだ漠然としていて、はっきりとした欲求があるわけではありません。
そんな中で、会社で難易度の低いルーチンワークばかりやっていたり、あまりにも負荷が低かったりすると、なんとなく成長できない恐怖に襲われます。
また、SNSでは同世代の活躍がことさら誇張して語られたりもしますから、それと自分を比較して焦りも感じるでしょう。そして売り手市場の今、転職は割とカジュアルな選択肢なのです。

