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「厳しくすればハラスメント、配慮すればぬるい」といわれ…若手の育成に悩むリーダーが怠っている《たった1つのこと》

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納得さえできれば、若手社員はむしろハングリーに自己成長を求めているという(写真:buritora/PIXTA)
  • 大神 千穂 一般社団法人成長企業研究会理事、株式会社ワンストップHOP取締役
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相手の価値観を変えようとすることは、ものすごく困難です。すでにあなたがやっていることを言語化していくほうが、ずっと簡単で、ずっと有益です。

「いつかうまくなるよ」と言われても、たとえば、野球がうまくなりたいのか、サッカーがうまくなりたいのかでやることは変わります。そもそも、野球がうまくなりたい人を募集しますと言ってあげなければ、サッカーがうまくなりたいと思っている人にとってはミスマッチになります。

そして、野球がうまくなるには、ルールを覚えることから始まり、ボールの投げ方、打ち方、走り方などの基礎を身に付け、さらに試合の中での技術や駆け引きなどを覚えていく必要があります。

筋力トレーニングをするにしても、野球とサッカーでは鍛えなければいけない筋肉は違ってくるはずです。

必要なのは「成長の道筋」を明確にしてあげること

「いいようにやって」と言われて育つのは稀。教育プログラムがなければ、ほとんどの人がうまくなれないまま、あきらめることになると思います。

『小さな会社の「人材育成」はなぜやりきれないのか』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

小さな会社の社員も同じです。その会社に貢献できる社員に成長してもらいたいなら、何をどうしたらできるようになるのかという成長の道筋を明確にしてあげる必要があります。それが、経営者としての役割のひとつです。

その道筋も、できるだけ細分化することです。社長レベルの仕事ができるようになるために必要なことをすべて並べても、それを身に付けるのに30年かかるとしたら、「無理」と思ってしまいます。タイパ、コスパを重視する今の若い人たちだとなおさらでしょう。

しかし、1年後、3年後、5年後という短いスパンでの成長を段階的にイメージでき、そのイメージに到達するためにやるべきことが明らかなら、「この会社にいたら成長できるかも」と前向きになれます。

この細分化に並ぶ項目も、すでに社長の頭の中にあります。それを言語化していないだけです。見ていればわかるではなく、言語化して情報を与えなければ人は育ちません。

社長の頭の中にある仕事に必要な基礎知識や身に付ける方法を言語化する。その1つひとつができるようになることを成長とするならば、あなたの会社の社員は誰でも育ってくれるはずです。

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