廃墟モールから“廃墟”に
本連載では「空き区画が目立ち、買い物やレジャーを楽しむ人が少なく、モールとしての賑わいが感じられない施設」を廃墟モールとして扱っている。今回はそんな廃墟モール状態を経て閉店し、本来の意味での“廃墟”となっていたモールを取り上げる。茨城県潮来市の「アイモア」だ。
「アイモア」はJR潮来駅から徒歩5分ほどの場所に建っている。2019年の閉店後、2023年に工場が入居するまで、建物周辺や駐車場に雑草が生い茂るような状態で放置されていた。工場跡地にショッピングモールが建てられることはよくあるが、モールの建物が工場として利用されるのは珍しい。
外観は「アイモア」時代から変わらず、今でも大きな「IMOA」の看板跡が残っている。ほかにも至るところに「アイモア」の痕跡が散らばっている。
だが外壁には工場名が記され、駐車場にはプラスチックの物流資材が多数積まれており、建物内からは作業音が聞こえてくる。もちろんそこには働く人しかおらず、賑わいはない。

