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ちょい飲み勢が昼から翌朝までひっきりなしに訪れる…磯丸水産の会社が積極出店する「大衆居酒屋チェーン」の魅力

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利用者のニーズを的確に押さえている五の五。その実力とは?(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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昼の平均予算が夜とほぼ同水準であることは、昼の時間帯にも、軽く飲むという使われ方が織り込まれている設計であるようにも見える。長時間営業であることそのものが、時間帯ごとに異なる需要を拾うための仕組みになっているのかもしれない。

磯丸水産と五の五、SFPの業態戦略

SFPにとって五の五は、磯丸水産と同じグループに属するブランドだ。実際に、両ブランドが同じ建物に同時に出店している例もある。2025年10月には、磯丸水産 郡山駅前店と五の五 郡山駅前店が同時オープンした。26年6月には、磯丸水産 沼津南口店と五の五 沼津南口店も同時オープンしている。郡山、沼津のいずれも、磯丸水産と五の五が同じビルの1階に並ぶ形だ。

(出典:2026年6月2日付けPR TIMES配信プレスリリースより)

磯丸水産は、海鮮・浜焼きを軸にした居酒屋業態として知られる。一方の五の五は、ホルモン、もつ煮、刺し、焼き物を少しずつ頼む、軽飲み寄りの大衆酒場だ。1つの街、1つの建物の中に、性質の異なる2つの入り口が並んでいる。

とは言え、メニュー構成は、外食チェーンを見るポイントのひとつでしかない。店舗情報を見ると、夜の平均予算は、磯丸水産が2500円、五の五が2100円。「もう一軒飲みたいけど、出費は抑えたいな」と思った時に、磯丸水産ではなく五の五が選ばれる可能性はありそうだ。もっとも、昼の平均予算では逆に磯丸水産の方が低く、価格面で全面的に「磯丸水産より安い」とは言えない。あくまで、夜にもう一杯という場面での話だ。

店舗によって微妙に名前やメニュー構成が異なる五の五だが、それは「大衆酒場 五の五」と「鉄板ホルモン五の五」という2つの表記が併存しているためでもある。ぴおシティ桜木町店、川口店、十三店、町田店は「鉄板ホルモン五の五」としてオープンした一方、郡山駅前店や沼津南口店は「五の五」表記で出店している。町田店で見えた「ご飯ものはおにぎりだけ」という構成は、1つの店舗の事情だったのか。それとも、磯丸水産とは異なる入り口として五の五を展開するという、SFPのもう少し大きな業態配置の一部なのか。今後のさらなる拡大から、答えを探っていきたい。

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