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派手さはない、話題にもなってない…のに急拡大!丸亀製麺の会社が営むラーメン店「ずんどう屋」が夜遅くでも混み合う訳

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幹線道路沿いにある大型看板が、遠くからでも目立って視界に飛び込んでくる(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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その後の業態展開を見ると、一つの共通点が浮かぶ。コナズ珈琲は2013年12月、「いちばん近いハワイ」を掲げるカフェ業態として、都心の一等地ではなく埼玉県ふじみ野市に1号店を開いた。ロードサイドで時間をかけて既存店を磨いてきたように見える。

ずんどう屋も同様に、関西地盤のラーメンチェーンとしてグループ入りし、現在は公式店舗検索ベースで国内111店のうち70店が関西に集中している。トリドールHDの物件募集を見ると、丸亀製麺はロードサイド・ビルイン・ショッピングセンターのいずれにも対応できる汎用型、コナズ珈琲はロードサイドに特化、ずんどう屋はビルインを最適タイプとしながら、ロードサイドやショッピングセンターも出店可能範囲に入っている。全国一律に広げるのではなく、強い地盤と得意な立地を起点に広げている。

この「商圏から育てる」設計は、他社の新業態と比べると輪郭が見えやすい。「鳥貴族」で知られるエターナルホスピタリティグループ傘下のTORIKI BURGERは、2021年8月に1号店を開業し、2026年3月に閉店した。約4年半で幕を閉じた業態である。「新しいブランドとして打ち出した業態」と、コナズ珈琲やずんどう屋のように「商圏の手応えを見ながら育ててきた業態」では、出発点が異なるように見える。

トリドールが丸亀製麺以外の業態でも結果を出せる理由は、業態の多様性そのものにあるのではなく、育て方の設計にあるのではないか。地域で面を取り、既存店を磨き、手応えを見てから次へ動く。育て方の設計は見えてきた。ただ、それがすべての答えとは言い切れない。

売り上げは伸びた。それでも残る利益の問い

ずんどう屋とコナズ珈琲が売り上げを伸ばしている一方で、見落とせない数字がある。

国内その他セグメントの事業利益は、2026年3月期に41億5200万円と、前年同期比6.6%減となった。売り上げが11.9%増えているにもかかわらず、利益は落ちている。トリドールHDは決算説明資料の中で、食材高騰による原価率の上昇と、人件費の増加を要因として説明している。

(出典:トリドールHD「2026年3月期 決算説明会資料」)
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