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派手さはない、話題にもなってない…のに急拡大!丸亀製麺の会社が営むラーメン店「ずんどう屋」が夜遅くでも混み合う訳

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幹線道路沿いにある大型看板が、遠くからでも目立って視界に飛び込んでくる(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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チャーハンや餃子などのサイドメニュー。ラーメン単品ではなく、食事需要を取り込む構成になっている(写真:筆者撮影)

味玉らーめんは、注文から提供までは4分ほど。スープは濃厚なのに重たさはなく、どんどん食べ進めたくなる絶妙さ。麺を食べ終わる前に、すでに替玉をしたくなっていた。

注文したのは基本の元味らーめんに味玉をのせた一杯。背脂の量は普通、麺の種類は細麺(写真:筆者撮影)
そして、まんまと半替玉を注文。今度は、ちぢれ麺を選択。薄くなったスープ用にとタレも提供された(写真:筆者撮影)
卓上には紅しょうが、おろしにんにく、ラーメンコショー、餃子のタレ、ラー油などが並ぶ(写真:筆者撮影)
ずんどう屋特選 高菜は、濃厚なスープの輪郭をキリッと引き締めて、次のひとくちを新たなものへと引き戻す役割を果たす(写真:筆者撮影)

少なくともこの店舗で見えたのは、ラーメン好きが遠征してくる専門店というより、幹線道路沿いにあり、仕事帰りに車で来店し空腹をちゃんと満たして帰る店としての姿だった。派手な仕掛けも、話題になるような尖った設計もない。それでも午後9時過ぎに駐車場に車は入り、客の回転は続いていた。

ずんどう屋とはどんな店か。この問いへの答えは、その夜に見えた気がした。その手応えは、親会社であるトリドールHDの決算資料の数字にも表れている。同社は、「丸亀製麺」で知られる大手外食企業だ。

3年で74店から110店へ、静かに伸びたずんどう屋

ずんどう屋やコナズ珈琲の伸び方を見ると、トリドールHDの国内展開には一つの傾向が見える。いきなり全国へ広げるというより、手応えのある地域や立地で面を取り、次の展開につなげているように見える。

2023年3月期末に74店だった店舗数は、2024年3月期に13店、2025年3月期に17店と出店を加速させ、2026年3月期末には110店へ達した。売り上げは同期間に71億円台から122億円台へ、約51億円伸びている。

注目すべきは2026年3月期だ。出店数を7店、閉店1店の純増6店に絞りながら、売り上げは前年同期比10.7%増を維持した。店を増やすペースを落としても、売り上げは伸び続けた。

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