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習近平訪朝の裏で中国が警戒するロシア・北朝鮮間の新橋、中国がほしがる「日本海出口」をロ・朝はなぜ閉ざすのか

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2026年4月、北朝鮮北東部・日本海に注ぐ豆満江に架かるロシアと北朝鮮を結ぶ道路橋で行われた「式典」(写真:ロシア運輸省ホームページ)
  • 中野 鷹 中国・北朝鮮ウォッチャー

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習近平国家主席の7年ぶりとなる北朝鮮訪問は、中国国内でも中国共産党の機関紙「人民日報」をはじめとする官製メディアによって大々的に取り上げられた。この中朝友好ムードの演出は、中国の旅行業界内で中朝往来の正常化や観光再開への期待を一気に盛り上げる契機となった。

しかし、現時点でも中国当局から旅行業者への通達や公式な告知は届いていないという。多少の緩和は見られるものの、現在も北朝鮮への渡航が許可されている中国人は出張目的に限られており、観光目的の渡航は認められない状況が続いている。もちろん、外国人に関しても、中国経由での訪朝は友好親善目的などのインビテーション(招聘状)を取得しているごく一部の層に限定されたままだ。

中朝友好ムードの中で…

そんな状況の中、中国吉林省在住の中国朝鮮族実業家は興味深い見方を示した。

「『新時代の朝中友誼』などと演出された友好ムードよりも、開通間近のロ朝新道路橋について両首脳がどこまで話し合ったのかが気になる」

ここで言う「ロ朝新道路橋」とは、2025年4月に建設が始まったロシアと北朝鮮を結ぶ2本目の橋であり、北朝鮮の東側、日本海に流れる豆満江(図們江)で建設が進む初の自動車専用橋のことである。中国メディアの報道によると、2026年6月中に開通する見込みだという。

現在架かっている鉄橋は1959年に建設された単線のトラス橋で、北朝鮮の豆満江駅とロシアのハサン駅を結ぶ国際列車が走っている。コロナ禍の最中、駐北朝鮮ロシア大使館の外交官家族が手押しのトロッコで国境を越えたニュースの舞台となった、あの橋である。

建設から70年近くが経過したこの「朝鮮・ロシア友情橋」は、水面からわずか6メートルほどの高さに架けられている。そこへ間もなく開通するとされる新道路橋は、その少し下流に位置し、高さは約7メートルと、旧鉄橋とほぼ変わらない低さで建設が進められている。

そのため、これらの橋が物理的なハードルとなり、江口周辺は貨物船や艦艇などが通れず、ボート程度しか航行できない状況が続いている。

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